これも少し昔の記録。
コロナで観光客がいなくなったところを見計らって桂離宮を見学してきました。
全体の印象としては、
「たまに訪れるお客様をおもてなしするため、遊び心と熟練の技術で創られた施設・空間がちりばめられた、かしこまった庭」
当然見学者はお客様ではなく、決められたルートをスケジュール通りに説明を聞きながら案内してもらうだけなので、自由に庭を楽しめるわけではない。
本当のお客様は船で水辺の景色を楽しみながらどこかの茶室に案内され、ご馳走とともに調度や庭を堪能させてもらえるのでしょう。気の置けない客や主人が、自由に歩き回り、時に縁側でまどろむことができるわけではなさそうだ。
もしかしたらこの庭を本当に楽しんでいるのは庭師なのかもしれない。
とりあえず一回さらっと見ただけなので、機会を作って何度か足を運んでみたい。
撮影:2020.09.12